2008年09月11日

生命とは何なんだ?

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(6)」(107)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第二巻補足--(11)


<生命とは何なんだ?>
「(もぐら)そのシャベルのような前足で苦労して掘ること、
これがその全生涯の仕事である。・・・・
もぐらはこのような苦労の多い喜びもない生涯において
何を獲得するのか。食物と性交のみである。・・・
すなわち生命の苦労と苦しみ及び収益あるいは獲得とは
比例しないということである。
・・・
人類の場合もまた生は決して享楽のために贈り物としてで
はなく、課題として、働き疲れるための課業として立てら
れているのである。」


<動機と行動、そのイメージ>
人間(大衆)は人形芝居のように、糸で操られているとい
うより内部の時計じかけで運動する人形である。
禅(鈴木大切)及びショーペンハウアーの言う、
いわゆる「悟り」あるいは「意志」を超越する認識を獲得
したとき、人形でなくなる。


panse280
posted at 23:05

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