2008年08月28日

形而上学的動物としての人間

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(5)」(93)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第一巻補足--(14)

<形而上学的動物としての人間>
「驚くことによって人間は、今も昔も哲学しはじめたの
である。」(アリストテレス)

<死と苦痛があってこそ>
「哲学的省察と、世界の形而上学的解釈にきわめて強い
衝撃を与えるものは、死についての知、またこの知と
並んで生の苦難と窮状の考察であることは疑いがない。
われわれの生が終わりなく苦痛がないとするなら、世界
が存在し、まさしくこのような性質をもっているのは
何故なのかについて問うことは恐らく誰にも思いつかな
いだろう。
・・・
神殿や教会、寺院の塔や回教寺院が国と時代を問わず、
絢爛・巨大な姿を誇っているが、これらは人間の形而
上学的欲求が強烈で根絶しえないものであり、形而下学
的欲求に続いて直ちに生ずるものであることを証言して
いる。」

(第17章)

注:形而上学:現象を超越し、その背後に在るものの
真の本質、存在の根本原理、存在そのものを純粋思惟
により或いは直観によって探求しようとする学問。
神・世界・霊魂などがその主要問題。(広辞苑)

panse280
posted at 20:13

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