2008年08月27日

キュニコス学派とルソーの「自然に帰れ」

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(5)」(92)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第一巻補足--(13)

<キュニコス学派とルソーの「自然に帰れ」>
「キュニコス学派の精神はj・j・ルソーが「人間不平等起源論」
の中で表明した人生観と一致する。」


<実践的なキュニコス学派と理論的なストア主義>
「キュニコス学派の人々はもっぱら実践的な哲学者たちであった。
少なくとも彼らの理論的哲学についての報告を私は知らない。」

キュニコス学派から「ストアの哲学者達が出てきたが、それは
彼らが実践的なものを理論的なものに変えることによってである。
・・・
自分達はご馳走というご馳走を食っておきながら、そいつは
みんな悪魔に食わしたのだといつもぬけぬけと言ってのける
ことによって、自分達の原則を守っていると信じていた。
以上がストア主義者たちの方便であった。」


<ストア主義の精神>
「幸福な生活とはどういうものであるか。安全と不動の平静で
ある。これを与えるものは心の広大さであり、よく認識された
ものにとどまる不変の状態がこの生活を与えるであろう。」
(「書簡集(セネカ)」

(第16章)

panse280
posted at 21:40

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