2008年08月23日

プラトンと数学

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(5)」(88)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第一巻補足--(9)

<プラトンと数学>
プラトンの学堂に掲げられた「幾何学を解せざる者は入る
べからず」という言葉の意味は?

「プラトンは幾何学の図形を永遠のイデアと個々の事物
の中間のものとみなしたということであり、このことは
アリストテレスがその「形而上学」においてしばしば
触れていたとおりである。その上、独立して存続して
いるあの永遠の形相、すなわちイデアと、はかない個々
の事物との間の対立が幾何学的図形において最も容易に
理解され、そのことによってプラトンの哲学の中心点に
ある、いや、唯一の、真剣なまた断固たる理論的ドグマ
であるイデア論のための根拠づけがなされるのである。
それゆえこれを講義するにさいして彼は幾何学から出発
したのである。」

「数学に許されている唯一の直接的な有用さは落ち着き
のない移り気な頭脳を、注意力を凝(こ)らすことに
慣らすことができるということである。」

(第13章)

panse280
posted at 18:03

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