古典研究の主たる利点
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(5)」(87)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第一巻補足--(8)
<学問論に関して>
「古典研究の主たる利点は、われわれが冗長な文章を
書かないようになるということである。古代人は絶えず、
簡潔に、含蓄に富む方法で書くように努力しているのに、
ほとんどすべての近代人の誤謬は冗長な文章を書くという
ことだからである。
・・・
古代人は話すように書くべきではないという事を知って
いた。」
(第12章)