2008年08月17日

根源的思考は映像において生ずる

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(5)」(82)
--「意志と表象としての世界(全四巻)」の第一巻補足--(3)

<根源的思考は映像において生ずる>
「すべての根源的思考は映像において生ずる。それゆえ
空想はこの思考のきわめて必須な道具であり、空想を欠
いた頭脳は決してなんらかの偉大な業績をあげることは
ないだろう--数学の場合でなければ。」

<全ての真理と知恵は直観にある>
「すべての真理とすべての知恵は結局、直観にある。
しかし残念ながら、この直観は確保することも出来ない
し、伝えることも出来ない。せいぜいその為の客観的
条件が造形美術によって、又確かにそれよりもはるかに
間接的ではあるが詩によって、純化され、明確にされて、
他人の前に提示される。」

<天才の認識とは>
「天才的認識の本質は事物の(プラトン的な)イデアを
把握することにあり、それは本質的に直覚的である。」

panse280
posted at 21:03

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字