2008年08月14日

プラトンはユダヤ人?

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(4)」(79)
--「カント哲学の批判」--(7)
(「意志と表象としての世界」付録)

<プラトンはユダヤ人?>
「プラトンに関しては、私は以下のような見解をいだいて
いる。つまりプラトンが周期的に有神論におそわれるのは、
ユダヤ人のせいなのである。それゆえにヌメニオスはプラ
トンのことをギリシャ語を語っているモーセと名づけたの
であった。「なぜならば、プラトンはアッティカの言葉を
語るモーセでなくて何であろうか。」(クレメンス「雑録」)
さらにヌメニオスは、プラトンが神と創造とに関する教説を
モーセの書から盗んだ(奪い取った)と言って非難している。
クレメンスがしばしば立ちもどるのは、プラトンがモーセの
ことを知っていて利用したのだということである。
クレメンスは(「雑録」「教育者」「ギリシャ人へのはげまし」)
ギリシャの全哲学者たちをユダヤ人ではなかったという
理由でカプチン修道会士のようにののしり、あざけったあと、
この章ではもっぱらプラトンを誉め称え、プラトンはエジプト
人たちからはその幾何学を、バビロニア人たちからはその
天文学を、トラキア人たちからはその魔術を、またアッシリア
人たちからも多くのことを学んだように、ユダヤ人たちからは
その有神論を学んだということに、歓声をあげて喜んでいる。」

panse280
posted at 20:09

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