2008年08月12日

カントの大きな欠点

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(4)」(77)
--「カント哲学の批判」--(5)
(「意志と表象としての世界」付録)

<カントと私の方法の違い>
「カントの方法と私が従う方法との間にある本質的な
差別の一つは、彼が間接的で反省された認識から出発
するのに反して、私は直接的で直覚的な認識から出発
するという点にある。
彼の方は塔の高さをその影に基づいて測量する人に、
私の方は物差しを直にあてがう人になぞらえることが
できる。」

<カントのお飾り>
「カントは、昔のスコラ哲学者たちのある気まぐれを
利用して、肯定判断と否定判断のほかに、更に無限判
断を付け加えている。それは屁理屈で案出した埋め草
のひとつであって、解明の必要すらないものであり、
彼がその均斉を保とうとする建築術のために数多く取り
つけた盲窓の一つなのである。」


<カントの大きな欠点--必然と偶然>
「彼は、もちろんそれ以前の哲学の先例にならってで
はあるが、必然的なものと偶然的なものという概念を
お互いに取り違えていた。」

panse280
posted at 20:30

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