2008年08月09日

カント最大の功績

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(4)」(74)
--「カント哲学の批判」--(2)
(「意志と表象としての世界」付録)

<カント最大の功績>
「カントの最大の功績は現象の物自体からの区別と
いうことである。・・・
すなわち諸々の事物とわれわれとの間にはいつまでも
知性が存するのであるから、それらの事物がそれ自体
そのものとして何でありうるかという点に関しては、
認識することができないのである。」

<カント哲学と先行者たちとの関係>
1 ロックの哲学に対して、それを確証し拡大した。
2 ヒュームの哲学を修正し、利用した。
3 ライプニッツ、ヴォルフの哲学を論破、破壊した。

「カントに先立つ西洋の哲学は、カントの哲学と比べる
と、言いようもないほど野暮に見える・・・
カントこそ西洋の哲学を夢から突然目覚めさせた最初の
人である。」

panse280
posted at 21:31

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字