2008年07月28日
不幸な人々に感じる尊敬の念
ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(3)」(63)
--「意志と表象としての世界」--
<第四巻 意志としての世界の第二考察>
--自己認識に達した場合、生への意志の肯定と否定--
<不幸な人々に感じる尊敬の念>
「きわめて不幸な人びとであれば、だれの姿を見ても
われわれはある種の尊敬の念を感じるのであるが、この
尊敬の念は、徳や高潔な心に面して感じずにはいられ
ない尊敬の念に似ていると同時に、そのさいわれわれ
自身の幸福な状態が非難されているように思われる。」
「全ての苦しみは徳と聖域への少なくとも可能な近接で
あるのに反し、諸々の享楽と世俗的な満足とはそれか
ら遠ざかることであるとみなされざるをえない。」
(第六十八節)
arthur schopenhauer
「ショウペンハウアー全集(3)」(63)
--「意志と表象としての世界」--
<第四巻 意志としての世界の第二考察>
--自己認識に達した場合、生への意志の肯定と否定--
<不幸な人々に感じる尊敬の念>
「きわめて不幸な人びとであれば、だれの姿を見ても
われわれはある種の尊敬の念を感じるのであるが、この
尊敬の念は、徳や高潔な心に面して感じずにはいられ
ない尊敬の念に似ていると同時に、そのさいわれわれ
自身の幸福な状態が非難されているように思われる。」
「全ての苦しみは徳と聖域への少なくとも可能な近接で
あるのに反し、諸々の享楽と世俗的な満足とはそれか
ら遠ざかることであるとみなされざるをえない。」
(第六十八節)