2008年07月27日

高尚な性格

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(3)」(62)
--「意志と表象としての世界」--

<第四巻 意志としての世界の第二考察>
--自己認識に達した場合、生への意志の肯定と否定--

<高尚な性格>
「きわめて高尚な性格の持ち主のことを考えてみると、
つねになんらかの静かな悲哀という外見を伴っている
ものである。この悲哀は、日常的な不祥事のために
たえずむしゃくしゃしていることなどではなく(そう
いうことは卑しさの特徴であって、性根の悪さを危惧
される)、あらゆる冨はむなしく、おのれの生のみな
らずあらゆる生は苦しみであるという認識から生じた
意識なのである。
・・・
大きな取り消しのきかない運命による拒絶のために
意志がある程度まで挫けてしまうと、あとは意志は
もうほとんどなにも意欲せず、性格の示す姿も穏やか
で悲しげであり、高尚で諦観的である。」
(第六十八節)

panse280
posted at 18:56

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