2008年07月23日

神秘主義--ドイツ神学--

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(3)」(58)
--「意志と表象としての世界」--

<第四巻 意志としての世界の第二考察>
--自己認識に達した場合、生への意志の肯定と否定--

<神秘主義>
「キリスト教の精神を完全に力強く言い表している
ものとして、ドイツの神秘主義者たちの著作にまさる
ものは、おそらくどこにもないであろう。

マイスター・エックハルトの著作がそうであり、名高い
のも当然な「ドイツ神学」という本もそうである。

ルターは「ドイツ神学」のために書いた序文のなかで、
この本について、聖書とアウグスティヌスとを除けば、
神、キリスト、人間が何であるかについて、どんな本
よりもまさにこの本から学ぶところが多かったと述べて
いる。

・・・

その中で与えられる諸々の教示や教説は、私が生への
意志の否定として述べた事柄を、最も完全に、心の
奥底からの深い信念に基づいて解明したものである。

・・・

新約聖書ではヴェールや霧ごしにわれわれの目に見えて
いたものが、神秘主義者たちの著作では覆いをとって、
完全に明確にまた明瞭にわれわれに立ち向かうのである。」
(第六十八節)

panse280
posted at 21:00

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