2008年07月14日

愛とは同情である

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(3)」(50)
--「意志と表象としての世界」--

<第四巻 意志としての世界の第二考察>
--自己認識に達した場合、生への意志の肯定と否定--


<愛とは同情である>
善意や愛情や高潔な心を動かすことのできるのは、
常に他人の苦しみの認識だけである。

「あらゆる真実で純粋な愛は同情である。」

「同情でないような愛はすべて我欲である。我欲
とはエロスであり、同情とはアガペーである。双方
の混じりあったものがしばしば生ずる。真正の友情
ですら、常に我欲と同情とが混じりあったものである。
・・・
イタリア語では同情も純粋な愛も同じピエタという
言葉で言い表されている。」
(第六十七節)

「博愛心とは同情から生じた欲求にほかならない。」
(「エティカ」スピノザ)

注:<同情と愛>

同情:他人の感情、特に苦悩・不幸などをその身に
なって共に感じること。(広辞苑)

愛:(広辞苑より)
1・親兄弟のいつくしみ合う心。
2・男女間の、相手を慕う情。
3・かわいがること。
4・めでること。このむこと。
5・愛嬌。
6・おしむこと。愛惜
7・愛欲。強い欲望。(仏教では否定的にみられる)
8・アガペー(キリスト教)神が、自らを犠牲にして、
人間をあまねく限りなくいつくしむこと。

panse280
posted at 20:22

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