2008年06月29日

欠如と退屈

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(3)」(35)
--「意志と表象としての世界」--

<第四巻 意志としての世界の第二考察>
--自己認識に達した場合、生への意志の肯定と否定--

<人生にゴールはない>
「大多数の人々の生活は、生存そのものを巡る
絶え間のない闘いであるにすぎないが、結局の
ところこの闘いに敗れるのは確実である。」

人間の全本質は意欲と努力であり、意欲の基盤と
なるものは欠如すなわち苦痛である。
そして、すべてを得て、欠如が無くなれば、そこ
に退屈が待っている。

<退屈--退屈は社交の源泉である-->
「お互いに好きあってもいない者どもが、かえって
ひどくお互いに求めあうようになるのは、退屈の
せいである。・・・
窮迫が庶民にとって終始変わらない鞭(むち)で
あるのと同じように、退屈は上流社会にとっての
鞭である。」

panse280
posted at 18:19

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