2008年06月26日

歴史

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(3)」(32)
--「意志と表象としての世界」--

<第三巻 表象としての世界の第二考察>
--根拠律に依存しない表象、プラトンのイデア、芸術の客観--

<歴史>
「わたしは、人類の本質の認識に関して、少なくとも
通常取り扱われている姿での本来の歴史よりも、伝記、
とくに自叙伝のほうに大きな価値を認めざるを得ない。
・・・
直径一インチの円と直径四千マイルの円とが完全に同じ
幾何学的な性質を有するように、ある村のもろもろの
事件および歴史と一国のもろもろの事件および歴史と
は、本質的に同じものである。このどちらにおいても、
同じように人間というものを研究し知るようになること
ができるのである。」
(第五十一節)

<音楽>
「音楽は、他の芸術のようにイデアの模像ではなく、
意志そのものの模像である。・・・
芸術が語るのはただ陰についてだけであるが、音楽
が語るのは本質についてである。」
(第五十二節)

panse280
posted at 22:33

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