2008年06月15日

芸術

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(3)」(21)
--「意志と表象としての世界」--

<第三巻 表象としての世界の第二考察>
--根拠律に依存しない表象、プラトンのイデア、芸術の客観--

<芸術>
「あらゆる相互関係から離れて独立に存し、世界の中でひとり
本当に本質的であるかのもの、世界の諸現象の真の内容、いか
なる変化にも従属しないがゆえに永久に変わらない真実性を
もって認識されるもの、一言でいうと、物自体つまり意志の
直接的で十全な客体性であるもろもろのイデアそのものを
考察するのは、いかなる種類の認識であるか。それは芸術で
ある。天才の業である。」


「芸術のただ一つの源泉はもろもろのイデアの認識である。
芸術のただ一つの目標はこの認識の伝達である。」

「天才性とは純粋に直観的な態度で直観に没入する能力である。
またそれは、もともと意志に奉仕するためにのみ現存する認識
を、この奉仕から引き離す能力である。すなわち意志の関心、
その意欲、その目的をまったく無視し、したがっておのれ個人
の性質を一時まったく捨て去り、純粋に認識する主観、明晰な
世界の眼となって残る能力である。」
(第三十六節)

panse280
posted at 18:46

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