2008年06月07日

ストア倫理学

ショーペンハウアー 1788-1860
arthur schopenhauer

「ショウペンハウアー全集(2)」(13)
--「意志と表象としての世界」--

<第一巻 表象としての世界の第一考察>

<ストア倫理学>
「全体として見たストア倫理学は、じっさい人間の
大いなる特権である理性を重要で有益な目的のため
に利用しようというたいへん貴重な尊敬すべき試み
である。」

「調和的に生きるとは、すなわち一つの理性に従い、
自己と一致して生きることである」
(ストバイオス「抜粋」、創始者ゼノンの言葉)

「苦痛をもたらすのは欠乏ではなく欲望である」
(エピクテトス)

「幸福が目的である」
(ストバイオス「抜粋」、ストア派の叙述)

「心の準備をすべきか、然らずんば首つり綱」
(プルタルコス「ストア派の矛盾について」)

ストア派の矛盾は、自殺の推奨をよぎなくされて
いることである。


注:ストア主義:克己・禁欲・義務を重んじ、感情に
とらわれず、毅然として運命を甘受する態度。(広辞苑)

ストア学派:ゼノン創始したギリシャ哲学の一派。
後期ストア学派には、セネカ、エピクテトス、マルクス・
アウレリウス。(広辞苑)

panse280
posted at 20:42

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