2008年05月11日

人の欲を動かすまじき物をもてよしとす

道元1200-1253
dougen

「正法眼蔵随聞記」(8)
(水野弥穂子訳)

<物の善し悪し>
「僧は清浄の中より来たれば、物も人の欲を
動かすまじき物をもてよしとし、清しとする
なり。」
世間では高価なものをよいとするが、仏法では
そまつなものをよいとする。

<仏法は自分の為に学んではいけない>
「学道の人は吾我のために仏法を学すること
なかれ。仏法のために仏法を学すべきなり。
・・・
仏道修行の功をもて代わりに善果を得んと思ふ
ことなかれ。
・・・
学道は先ず、すべからく貧を学すべし。
なほ利をすてて一切へつらふ事なく、万事
なげすつれば、必ずよき僧となるなり。」

panse280
posted at 21:46

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