2008年04月25日

供養諸仏(くようしょぶつ)

道元1200-1253
dougen

(8)「正法眼蔵」(115)

<供養諸仏(くようしょぶつ)>
製作日不明

われわれは仏を供養することによって仏となる。

「竜樹祖師は云われている、「仏果を求めるのに、
一偈を讃え、南無と唱え、一つまみの香を薫き、
一茎の花を供えるような、このような小さな行い
によっても、かならず仏と成ることができる」と。」
(「正法眼蔵5」石井訳、供養諸仏11)

<有所得なるを以ての故なり>
どんなに供養しても、仏はわたしに、仏になるでろう
とは仰せられなかった。その訳は、
わたしに、有所得の心があったからである。

注:有所得
あれをこれをと、分別名利の思いあるをいう。
今日のことばでいえば、功利主義的なものの考え方。
(「正法眼蔵8」増谷訳注)
相対か絶対かという偏った見方
(「正法眼蔵5」石井訳)

panse280
posted at 20:12

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