2008年04月23日

出家功徳(しゅっけくどく)2

道元1200-1253
dougen

(7)「正法眼蔵」(113)

<出家功徳(しゅっけくどく)>(2)
製作日不明、懐奘書写奥付(1255)

<出家には許される!>
「出家して禁戒を破すといへども、在家にて戒を
やぶらざるにはすぐれたり。」
(道元)


<在家も女も正伝にあらず>
「聖教のなかに在家成仏の説あれど、正伝にあらず。
女身成仏の説あれど、またこれ正伝にあらず。」
(道元)
--女子も出家で成就する--
「女人ありて、わが法において出家学道して、具足戒
を受けたいと欲する者あらば、願わくはそのように
成就せしめたいものである。もしそのようでなかった
ならば、わたし(釈迦牟尼)は正覚を成じないであ
ろう。」」

<聖者と凡愚>
「世楽をいとひ俗塵をうれふるは聖者なり、五欲を
したひ出離をわするるは凡愚なり。」
(道元)


<金に使われるな>
「人間にうまれながら、いたづらに官途世路を貧求し、
むなしく国王大臣のつかはしめとして、一生を夢幻に
めぐらし、後世は黒闇におもむき、いまだたのむ
ところなきは至愚なり。」
(道元)


panse280
posted at 20:14

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