如来全身(にょらいぜんしん)
道元1200-1253
dougen
(6)「正法眼蔵」(90)
<如来全身(にょらいぜんしん)>
道元45歳(1244)
<経典は如来の全身なり>
この経が書物として在るところに、皆は七宝に
よって飾った高い荘厳な塔を立てよ。
経典こそが如来の全身であるから、そこに如来
の遺骨は不要である。
<寿命>
「釈迦牟尼仏は大衆に告げて云った、「私は久しい
以前に覚りに到達して、寿命は無限である。私が
菩薩道を行じて成じた寿命は、今なお尽きていない、
私の寿命が了るまでには、幾千万億劫の倍もある」と。」
(「正法眼蔵4」石井訳、如来全身05)