2008年03月28日
発無上心(ほつむじょうしん)
道元1200-1253
dougen
(6)「正法眼蔵」(88)
<発無上心(ほつむじょうしん)>
道元45歳(1244)
<仏像造りに賛成する道元>
小乗の愚か者は言う。像を造り、塔を起こすという
ことは、為にする煩悩のわざである、と。
しかし、これでは人間のよい種を台無しにして
しまうばかりではなく仏たるべき可能性をも
壊してしまう。
「しるべし、木石をあつめ泥土をかさね、金銀七宝
あつめて造仏起塔する、すなわち一心をあつめて
造塔造像するなり。空空をあつめて作仏するなり、
心心を拈じて造仏するなり。塔塔をかさねて造塔
するなり、仏仏を現成せしめて造仏するなり。」
一事を仏たらんとして営む時には、全てのことが
作仏の営みとなる。
dougen
(6)「正法眼蔵」(88)
<発無上心(ほつむじょうしん)>
道元45歳(1244)
<仏像造りに賛成する道元>
小乗の愚か者は言う。像を造り、塔を起こすという
ことは、為にする煩悩のわざである、と。
しかし、これでは人間のよい種を台無しにして
しまうばかりではなく仏たるべき可能性をも
壊してしまう。
「しるべし、木石をあつめ泥土をかさね、金銀七宝
あつめて造仏起塔する、すなわち一心をあつめて
造塔造像するなり。空空をあつめて作仏するなり、
心心を拈じて造仏するなり。塔塔をかさねて造塔
するなり、仏仏を現成せしめて造仏するなり。」
一事を仏たらんとして営む時には、全てのことが
作仏の営みとなる。