2008年03月27日

優曇華(うどんげ)

道元1200-1253
dougen

(6)「正法眼蔵」(87)

<優曇華(うどんげ)>
道元45歳(1244)

<正法面授の象徴として>
霊鷲山の百万の衆を前にして、世尊は優曇華を手に
して目を瞬きたもうた。その時、摩訶迦葉が顔を
ほころばせてほほえんだ。
(拈華瞬目・破顔微笑)

注:優曇華:クワ科イチジク属の落葉高木。仏教では
3千年に一度花を開き、その花の開くときは金輪王が
出現するといい、また如来が世に出現すると伝える。
(広辞苑)


「優曇華を皆が愛しみ楽しむとは、三千年を超えて
優曇華を見た皆の全身が、いまや自ずからに溌剌と
はたらくのである。」
(「正法眼蔵4」石井訳、優曇華06)

panse280
posted at 21:53

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