2008年02月08日

海印三昧(かいいんざんまい)

道元1200-1253
dougen

(4)「正法眼蔵」(40)

<海印三昧(かいいんざんまい)>(1)
道元43歳

大海をもって象徴される仏の三昧の心境を語る。

「仏はいった。
「ただ、もろもろの存在があって、結合してこの
身を成すのである。その起こるときにはただ存在
が起こるのであり、その滅するときにはただ存在
が滅するのである。
だから、その起こるときには我が起こるとはいわず、
その滅するときにも我が滅するとはいわない。
また、(これを時間的にみれば)前なる刹那と
後なる刹那は、たがいになんの関係もなく、
(これを空間的にいえば)前なる存在と後なる
存在は、それぞれ絶対である。
これを名づけて海印三昧というのである。」

(「正法眼蔵4」(増谷訳、海印三昧)

panse280
posted at 21:44

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字