2008年01月29日

第十祖波栗湿縛(ほりしっぽ)

道元1200-1253
dougen

(3)「正法眼蔵」(30)

<行持(ぎょうじ)上>(3)
道元43歳

<第十祖波栗湿縛(ほりしっぽ)>(私訳)
母の胎内にいること六十年、白髪で出生してから
八十年、つまり生を得てから百四十年になった
とき、出家学道を決心した遅咲きの人である。
回りからは、老いぼれが修行して、何になると
笑われたが、僅か三年で、三蔵に通じ、三界の
欲を断ち、三明の智を得た。彼は一生のあいだ
脇腹を床に付けなかったことから脇尊者と呼ばれた。
彼が暗闇で経典をとるとき手から光明を放ったと
いわれている。

俺はもう年だから、いまさら遅いと諦めてはいけ
ない。”はりしっぽ”は生後八十年から学道に
志したのだ!


panse280
posted at 21:13

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字