2008年01月22日

神通(じんずう,じんづう)

道元1200-1253
dougen

(3)「正法眼蔵」(23)

<神通(じんずう:増谷,じんづう:石井)>
道元42歳
この巻で語ろうとすることは、仏教者にとっての
日常茶飯のことである。
この巻の急処は、日常茶版の神通を大神通とし、
世にいう摩訶不思議なるそれを小神通力となす所。


「神通などと云われるものは、仏家において日頃に
行われるところであって、諸覚者は常に用いて怠る
ことがない。
小乗が云う神通には六神通がある。それは
天眼通であり肉眼では見えないものを見る力である、
天耳通であり耳では聞けない音声を聞く力である、
他心通であり他人の意を自在に見通す力である、
宿命通であり自在に過去宿世の生を知る力である、
神足通(如意通)であり不思議に境界を変現し意の
ままに飛行する力である、
漏尽通であり自在に煩悩を断つ力である。
だがこれらの神通はつまるところは一神通に帰する
能力である。
しかし仏道の神通は無神通と云うべきであって、
それが最上の神通である。
その神通は人が平生の一挙一動のなかに頻繁に繰り
返している行為なのだ。」
(「正法眼蔵3」(石井訳、神通01)

panse280
posted at 20:27

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