2008年01月16日

心不可得(しんふかとく)

道元1200-1253
dougen

(2)「正法眼蔵」(17)

<心不可得(しんふかとく)>
道元41歳
この巻は、正法を聞け、ということを、徳山と老婆と
の会話で説く。
徳山和尚は、「金剛経」の数百巻の注釈書を書き、
数十年にわたって、それを研究した者である。
それが、老婆の質問に答えることが出来なかった。

徳山は「画に描いた餅は飢えを満たさない」と
嘆いた。

「そもそも心不可得とは、画餅一枚を買いきたって、
それを一口に咬み砕き、かつ、よくよく味わうこと
なのである。」

panse280
posted at 20:12

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字