2007年12月11日

日本人と動物

村岡正明 編
masaaki muraoka 1948-

「日本絶賛語録」(14)

<日本人と動物>
「先日の朝、私は窓の下にいる犬に石をぶつけた。
犬は自分の横を過ぎて行く石を見ただけで、恐怖
の念は更に示さなかった。そこでもう一つ石を
投げると、今度は脚の間を抜けたが、それでも
犬はただ不思議そうに石を見るだけで、平気な
顔をしていた。
その後往来で別の犬に出くわしたので、わざわざ
しゃがんで石を拾い、犬めがけて投げたが、逃げ
もせず、私に向かって牙をむき出しもせず、単に
横を飛んで行く石を見つめるだけであった。
私は子供の時から、犬というものは、人間が石を
拾う動作をしただけでも後ずさりをするか、
逃げ出しかするということを見てきた。今ここに
書いたような経験によると、日本人は猫や犬が顔を
出しさえすれば石をぶつけたりしないのである。」
(エドワード・モース1838-1925「日本その日その日」)

panse280
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