2007年12月02日

ヨーロッパ最高の職人をも打ちのめした技量

村岡正明 編
masaaki muraoka 1948-

「日本絶賛語録」(5)


<ヨーロッパ最高の職人をも打ちのめした技量>
「私は(日本人の作った)シガレット・ケースを
持っている。
(鷲と松の木は濃淡様々な金で細工され、松の枝には
銀の雪が厚く積り、雪がぱらぱらと舞っている)
・・・
ある日私は(スペインで最も有名な象嵌細工をして
いる工房を訪ねて)ケースを取り出し、職人の長の
机の上にそれを置いた。
その男は驚きの叫び声を上げてそれを手に取り、
一目見るや否や、一言も言わずにそれを持って、
もう一つの部屋に入っていった。
五分後に五、六人の他の男たちを連れて戻ってきた。
彼らは方々の部門の長であった。
この熟練した職人たちは、半時間ほど拡大鏡でケース
を微に入り細に入り調べ上げて、溜息をつきながら
今までこれほどの品物を見たことがない、意匠の
美しさにおいても仕上げの完璧なことにおいても、
これに匹敵するような技術を持った者はスペインには
一人もいないと言った。」
(ハーバート・ジョージ・ポンティング1870-1935
イギリス写真家)

panse280
posted at 23:37

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