2007年11月26日

都市は森林を食べて成長する

渡部昇一
shoichi watanabe 1930-

「かくて歴史は始まる」(12)


<都市は森林を食べて成長する>
ひとつの文明が栄えるとき、その国土から
森林が消え去る。にもかかわらず、日本は
そうはならなかった。

注:現在のように日本が外材を買い漁るように
なったスタートは1960年からの木材市場開放に
よる。しかし、この開放は外圧に対する政治判断
によるもので、けっして木材不足に起因するもの
ではなかった。
「自然保護運動を唱え、日本非難の先頭に立って
いるはずのアメリカが、スーパー301条まで振りかざし、
日本はアメリカの木材を買えと叫んでいるのも、
奇妙な話である。」

「ヨーロッパ大陸では、ドイツなどはイタリアや
スペインの惨状に比較すれば、ずっと森林が多く
残されているが、これは石炭導入後に熱心に植林
した結果であった。」


森に囲まれた神社」という”刷り込み”が日本の森林
を守ったのである。
キリスト教がゲルマン民族に与えた最も大きいものは
自然からの隔離である。ヨーロッパにおいては一般に、
森の教会という概念は存在しない。
教会のあるところは、全部森を伐りはらった広場で
あり、森は駆逐されるべきものであった。

panse280
posted at 19:02

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