2007年11月12日
二・二六事件で日本の運命は決まった
渡部昇一
shoichi watanabe 1930-
「かくて昭和史は蘇る」(10)
<二・二六事件で日本の運命は決まった>
陸軍内の右翼社会主義者は皇道派と統制派に分かれて
対立していた。
皇道派は二・二六事件において”昭和維新”を画策し
た、その目的は、軍部を中心とした「天皇を戴く社会
主義政権」を作ることだったが失敗した。
この事件で、皇道派は勢力を失い、統制派が主導権を
握ることになった。
「そしてこれ以来、日本全体も統制派に動かされるこ
とになった。」
陸軍の意志は日本の意志であり、一部の政治家が抵抗
したところで、軍の意志を止めることは不可能になった。
さらに、統帥権干犯問題によって首相も内閣もない
明治憲法の欠陥も致命的だった。
shoichi watanabe 1930-
「かくて昭和史は蘇る」(10)
<二・二六事件で日本の運命は決まった>
陸軍内の右翼社会主義者は皇道派と統制派に分かれて
対立していた。
皇道派は二・二六事件において”昭和維新”を画策し
た、その目的は、軍部を中心とした「天皇を戴く社会
主義政権」を作ることだったが失敗した。
この事件で、皇道派は勢力を失い、統制派が主導権を
握ることになった。
「そしてこれ以来、日本全体も統制派に動かされるこ
とになった。」
陸軍の意志は日本の意志であり、一部の政治家が抵抗
したところで、軍の意志を止めることは不可能になった。
さらに、統帥権干犯問題によって首相も内閣もない
明治憲法の欠陥も致命的だった。