2007年11月08日

日英同盟を潰したアメリカの陰謀

渡部昇一
shoichi watanabe 1930-

「かくて昭和史は蘇る」(6)

<日英同盟を潰したアメリカの陰謀>
日英同盟は、双方ともに大きな利益を得ていた。
「ところが、その日英同盟の解消を企んだのは、
シナとアメリカであった。とりわけアメリカの力
が大きかった。彼らは日英同盟によって日本の地位
が向上しつづけていることに不満をもったのである。
・・・
アメリカは日露戦争における日本の勝利を見て、日本
を第一の仮想敵国とみなし、「オレンジ計画」なる
戦略構想を立案、推進することになった。
・・・
ロシア帝国とドイツ帝国が消えたとき、アメリカの
眼には日英同盟は、アメリカに対する砦(とりで)の
ごとく映ったらしい。
アメリカが精力的に運動した結果、大正十年(1921)の
ワシントン会議において日英同盟は解消されることに
なった。
・・・
同盟が解消されてからの日本とイギリスは、まったく
いいことがなかった。」

panse280
posted at 19:51

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