2007年09月05日

早期英語教育の危険

黒川伊保子1959-
ihoko kurokawa

「日本語はなぜ美しいのか」(3)

<早期英語教育の危険>
「子どもの母語を完成させるということは、意外に
覚悟がいることなのだ。
それなのに、「子どもが英語ペラペラなら、すごく
カッコイイ」と思っている母親たちがたくさんいる。
英語を母語とする人が家族にいるわけでもないのに、
早くから英語を介入させて、子どもの脳の母語形成を
気楽に破壊している親がいるのだ。」


<せめて親の母語が英語であれば>
「ただし、外国で育った場合や、両親の母語が異なる
場合は、これとは違う。それは、日常触れ合う二つの
言語が、どちらもそれを母語とする人から、生活体験
とともにインプットされたものだからだ。単独の母語
をもつ人とは多少感じ方が違うものの、調整の利く
コミュニケーション能力は身につけることができる。」

panse280
posted at 19:31

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