2007年08月18日

お坊さんが困る仏教の話

村井幸三1925-
kozo murai

「お坊さんが困る仏教の話」

<戒名(宗派によって法名、法号などとも言う)>
・戒名をつけることを義務づけたのは徳川幕府
・武家初の院殿号
等持院殿仁山妙義大居士(足利尊氏)

戒名は幾つ持ってもかまいませんが、
戒名がないと、お寺さんとの付き合いができません。

<院号と院殿号>
「鎌倉時代では、院号は上皇や皇族や貴族などの
朝廷関係者用で、武家は院殿号でした。つまり
院号が上位で院殿号はその下だったのですが、
室町時代頃から逆転して、院殿号の方が上位に
なりました。」

補記:
文献院古道漱石居士(夏目漱石)
露伴(幸田露伴)
懿文院龍之介日崇居士(芥川龍之介)
彰武院文艦公威居士(三島由紀夫)
伯藝院殿覚圓蟲聖大居士(手塚治虫)
風々院風々風々居士(山田風太郎:生前に自ら定めた戒名)
大佛次郎居士(大佛次郎)

勝満 (聖武天皇)
国泰裕松院殿霊山俊龍大居士(豊臣秀吉)
惣見院殿贈大相国一品泰巖尊儀(織田信長)
東照大権現安国院殿徳蓮社崇誉道和大居士(徳川家康)
新免武蔵居士(宮本武蔵)
融仙院良岳寿感禅定門(石川五右衛門 )
智見霊雄(平賀源内)


古典に誰よりも通じている幸田露伴の
戒名が「露伴」の2文字、まさに戒名だけ!
(注:戒名とは、漢字2文字であとは飾り)

菊池寛、永井荷風は、戒名を拒否。

「名前がいっぱい(清水義範)」新潮
本名、筆名、あだ名、戒名、学名、匿名etc、人生の
パスワード・名前の不思議な力に挑む。
戒名を自分でつけてしまおうという話。


お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書 (208))


panse280
posted at 09:36

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