2007年06月09日

人生の鍛錬

小林秀雄1902-1983
hideo kobayashi

「人生の鍛錬」(1)
--小林秀雄の言葉--新潮社編

<解る>
「凡(およ)そものが解るという程不可思議な
事実はない。解るという事には無数の階段があ
るのである。」(「測鉛」)

<批評>
「批評とは生命の獲得ではないが発見である。」
(同上)

<溌剌たる尺度>
「「自分の嗜好に従って人を評するのは容易な
事だ」と、人は言う。然し、尺度に従って人を
評する事も等しく苦もない業である。
常に生き生きとした嗜好を有し、常に溌剌(は
つらつ)たる尺度を持つという事だけが容易で
はないのである。」
(「様々なる意匠」)

人生の鍛錬―小林秀雄の言葉


panse280
posted at 20:58

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