2007年05月08日
大きな物語の衰退
東 浩紀1971-
hiroki azuma
「ゲーム的リアリズムの誕生」(2)
<大きな物語の衰退>
「ポストモダン論が提起する「大きな物語
の衰退」は、物語そのものの消滅を論じる
議論ではなく、社会全体に対する特定の物語
の共有化圧力の低下、すなわち、「その内容
がなにであれ、とにかく特定の物語をみなで
共有するべきである」というメタ(超)物語的な
合意の消滅を指摘する議論だったからである。」
「筆者の関心は、オタクたちの特殊な文化を
特殊な文化として紹介することにではなく、
その特殊性に宿る普遍的な問題を抽出すること
にある。」
筆者は、オタクの生を通して見えてくる、ポスト
モダンの生一般を考察しようとしている。
hiroki azuma
「ゲーム的リアリズムの誕生」(2)
<大きな物語の衰退>
「ポストモダン論が提起する「大きな物語
の衰退」は、物語そのものの消滅を論じる
議論ではなく、社会全体に対する特定の物語
の共有化圧力の低下、すなわち、「その内容
がなにであれ、とにかく特定の物語をみなで
共有するべきである」というメタ(超)物語的な
合意の消滅を指摘する議論だったからである。」
「筆者の関心は、オタクたちの特殊な文化を
特殊な文化として紹介することにではなく、
その特殊性に宿る普遍的な問題を抽出すること
にある。」
筆者は、オタクの生を通して見えてくる、ポスト
モダンの生一般を考察しようとしている。