2007年05月03日

鈴木大拙-大地

吉本隆明1924-
takaaki yoshimoto

「親鸞復興」(13)

<鈴木大拙>(3)
「大拙は、考えが「大地」を離れない、ある
いは心が地面を離れないということを、浄土
教における<慈悲>を根本においているとお
もいます。この「大地」はどこからくるのか
ということは、ぼくにはまったくわかりません。
・・・
でも、何を言おうとしたのかはとてもよくわ
かる気がします。
この「大地」を離れた思考というのは、だい
たい抽象化されて、抽象化を推しすすめれば
物と心、物と精神とが全部二分化される。
だから、どうしても「大地」を離れてはいけ
ないんだという。
もし大いなる<慈悲>というものを離れまいと
すれば「大地」を離れてはだめだということ
でしょう。
・・・
日本浄土教の、法然、親鸞の思想から「大地」
という考え方を特徴として採り出したのは、
ぼくの知っているかぎりでは大拙以外にはあり
ません。これは珍しい考え方だといえるとおも
います。」


私注:吉本氏の「大地」解釈は正しいと思い
ますが、なぜ「大地」という言葉が使われる
のか?という大いなる疑問を抱く吉本氏に
わたしは驚きます。(吉本氏の「言葉」に対
する態度には敬服しますが・・)

panse280
posted at 09:12

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