2007年04月15日

凡夫のしるし

吉本隆明1924-
takaaki yoshimoto

「最後の親鸞」(3)

<凡夫のしるし>
「「念仏をとなえても、踊りあがるような
歓喜の心があまりわいてこないこと、また、
いちずに浄土へゆきたい心がおこらないの
は、どうしたことなのでしょうか」と訊ね
ましたところ、「親鸞もそういう疑念をも
っていたが、唯円房もおなじ気持を抱いて
いたのか。よくよくかんがえてみるに、天
に踊り地に躍るほどに喜ぶべきことなのに、
喜ぶ心がわいてこないというのは、凡夫の
しるしで、ますます「きっと往生できる」
とおもうべきではあるまいか。」
(「歎異抄」9 吉本訳)

panse280
posted at 11:14

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