生き方は顔に出る
吉本隆明1924-
takaaki yoshimoto
「真贋」(11)
<生き方は顔に出る>
「計算高さは、顔や挙措振る舞いの中に
自然に出てきてしまうということです。
恋愛関係であろうと、一般的な人間と人
間の関係であろうと、それはあまりいい
印象を相手に与えません。
利害関係を自分の中でどういう心がけで
持っていたらいいのかは、その人の全体
の人格に関することだと思います。
利害ばかり考えていたり、言っていたり
すると何となくそれが全体ににじみ出て
きて、相手にもあまりいい印象を与えな
いかもしれません。」