2007年03月12日

明るさは滅びの姿

吉本隆明1924-
takaaki yoshimoto

「真贋」(2)


<明るさは滅びの姿>
「僕は太宰治という人が好きですが、なかでも
一番好きな言葉は

「平家ハ、アカルイ。(中略)アカルサハ、
ホロビノ姿デアラウカ。人モ家モ、暗イウチハ
マダ滅亡セヌ。」(「右大臣実朝」太宰治)

という実朝のせりふです。

「明るいからいいという当たり前の判断を根本
から疑ってみる。そうすることでもっと世の中
の出来事や自分自身というものを相対的に見る
ことができるようになっていくのではないでし
ょうか。」

panse280
posted at 21:18

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