2007年01月04日

空間は虚である

橋本淳一郎1947-
junichiro hashimoto

「時間はどこで生まれるのか」(3)


<空間は虚である>
「時間が実数で空間が虚数という考え方は、
物理学では自明のことである。
(ちなみに、このような時空は、ミンコフスキー
空間と呼ばれている。)」

物理学者は、空間が虚数であるということに
何の抵抗も感じていない。
あたかも、銀行員が一億円という現金を前にして
無感動であるのと同じである。

<今という瞬間は誰とも共有できない(1)>
今現在の私は、(現在の他者によってではなく)
過去の他者によって規制されている。
今現在の私は、(現在の他者ではなく)未来の
他者しか規制できない。



補記:------------------
<相対論の時空図>
紙に縦(時間)、横(空間)の線を引く。
さらに、x=0,Y=0で交差するx(バッテン)を引く。

紙面が四分割された。

上の部分が「絶対未来」
下の部分が「絶対過去」
左右の部分が「非因果的領域」(あの世)

<空間が虚という意味>
時空図の左右(空間)は、「非因果的領域」
なので、私と関わりをもつ実ではないのである。
(因果関係をもつためには、光速を超える情報
伝達手段が必要である)

panse280
posted at 19:52

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