2006年12月16日

こころ

吉本隆明1924-
takaaki yoshimoto

「夏目漱石を読む」(15)


<こころ>
「漱石にとっては、人間の世界というのは、すべて
均質な、同質な性として見えていて、女性と男性と
いう考え方は、漱石になかではあたう限り少ないの
です。」

「「それから」からはじまって、(「門」、「彼岸
過迄」、「行人」)この「こころ」にいたるまで、
漱石は終始一人の女性をめぐる親友どうしの三角関係
に固執するわけです。」

panse280
posted at 11:27

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