2006年12月12日

彼岸過迄

吉本隆明1924-
takaaki yoshimoto

「夏目漱石を読む」(11)


<彼岸過迄>(1)
「これは漱石が書いた唯一の推理小説、探偵小説だと
解釈できます。
・・・・
もし食べるとか食べないとかいう生活問題を抜きにした
ら、おまえは何をやってみたいんだと聞かれます。
・・・・
探偵というのは人の裏を一生懸命探って、いずれにせよ
その人を引っ繰り返すことが仕事だ。おれはそういう
ふうにしたい意志はない。
ただ、ものごとを探偵したりするのは好きなんだ。
どこが好きかといったら、人間の心の異常さがもって
いるメカニズムというか、からくりを人間は裏のほうで
回転させている、そういう人間の心というものにたいへん
関心をもっていて、それを探ってみたい・・・」

panse280
posted at 20:21

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