2006年11月15日

富士山(2)

鈴木大拙1870-1966
daietsu suzuki

「続 禅と日本文化」(2)「絶版」


<富士山>(2)
「風になびく 富士の煙の
空にきえて 行方も知らぬ
我が思いかな」
(西行)

西行の時代には、富士はまだ活火山で
時折煙りを吐いていた。


「見るたびに 景色ぞかわる 富士の山
はじめて向ふ 心地こそすれ
見ぬ人の問はば 如何にと語るらん
いくたび変る 富士の景色を」
(伊達政宗)
「戦国時代の活動的な武人にして、その胸中
かくの如く自然を味わい自然を詠う余裕があ
ろうとは誰が想像したろう。」


「富士は今では日本と同一である。・・・
もし地図からこの聖峯を抹殺したならば、
日出づる国はその国土の美の大半を失ふに
違いないからである。
この山は実際に見なければ深く心を打たれる
わけにゆかぬ。」

晴れてよし
曇りてもよし
富士の山
元の姿は変らざりけり

panse280
posted at 21:06

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