2006年10月19日

武士道

鈴木大拙1870-1966
daietsu suzuki

「禅と日本文化」(7)


<武士道>
「われわれがいま一般に武士道として理解する
ものを作りあげるようになった中心思想は、
武士たるものの威厳を不断にたゆむことなく
擁護するということである。
この威厳とは、忠孝仁義の精神である。しかし、
これらの義務を立派に果たすためには、二つの
事が要る。
一は実践的な方面のみにあらず、哲学的な方面で
も、一種の鍛錬主義を抱持することであり、一は
常住死を覚悟すること、すなわち、その機に臨めば、
躊躇なく身命を放擲(ほうてき)することである。」

panse280
posted at 19:32

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