2006年09月16日

歎異抄

鈴木大拙1870-1966
daisetsu suzuki

「日本的霊性」(17)


<歎異抄>
「親鸞宗の本領は、「教行信証」にあるのでなくて
その「消息集」、その和讃、ことにその「歎異抄」
にあるのである。
・・・
親鸞の宗旨の具象的根拠は大地に在ることである。
大地というは田舎の義、百姓農夫の義、智慧分別に
対照する義、起きるも仆れるも悉くここにおいてする
の義である。
・・・
親鸞宗の大地はその宗教的意義即ちその霊性的価値で
ある。
・・・
大地の生活は真実の生活である、信仰の生活である、
偽りを入れない生活である、念仏そのものの生活で
ある
・・・
彼は「念仏のみぞまことなりける」と言って、朝から
晩まで空念仏のみを繰り返しはしなかったであろう。
・・・
念仏の数で業障をどうしよう、こうしようというので
はないのである。」

panse280
posted at 07:15

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