2006年09月12日

親鸞聖人

鈴木大拙1870-1966
daisetsu suzuki

「日本的霊性」(13)


<親鸞聖人>
「真宗の中に含まれていて、一般の日本人の心に
食い入る力をもっているものは何かと言うに、
それは純粋他力と大悲力とである。
霊性の扉はここで開ける。浄土教の終極はここに
なければならぬ。
・・・
浄土教が教える「浄土」よりも、その絶対他力の
ところに、この教の本質があるのである。
・・・
浄土往生は手段で悟りが目的なのである。
・・・
純粋の他力教では、次の世は極楽でも地獄でも
よいのである。
親鸞聖人は「歎異抄」でそう言っている。
これが本当の宗教である。
・・・
本当の鎌倉精神、大地の生命を代表して遺憾なき
ものは親鸞聖人である。
・・・
もし親鸞聖人にして地方に流浪すること幾年で
なかったなら、純粋他力に徹し能わなかったので
ある。・・・
僻地へ来たので、みずからの宗教体験に深みを
加えたのである。」

panse280
posted at 20:32

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