2006年08月29日

今、一番必要とされるもの

鈴木大拙1870-1966
daisetsu suzuki

「禅」(28)


<今、一番必要とされるもの>

「”華厳”は、たがいに融通し、たがいに浸透し、
たがいに関連し、たがいにさまたぐることなしという
考え方に基づく。
この一切の相依相関を説く哲学が正しく理解される時に、
”愛”が目覚める。
なぜならば、愛とは他を認めることであり、生活の
あらゆる面において他に思いを致すことだからである。
「すべての人に為(せ)られんと思うことは、人にも
またそのごとくせよ。」これが愛の要旨であり、これは、
相依相関の認識からおのずと生まれてくることである。
たがいに関係をもち、たがいに思いやるという考え方は、
力の観念を排除する。
力とは、内的関係の体制の中に外から持ち込まれるもの
だからである。
力の行使はつねに、専断、独裁、疎外に向かう。」

panse280
posted at 20:52

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