2006年08月04日

表現というもの

鈴木大拙1870-1966
daisetsu suzuki

「禅」(7)


<表現というもの>
「唐末の禅僧雲門は、ある時、誕生会を祝するに
あたり、次のように言った。
「仏陀が母の胎内から出て来って、この言葉(天上
天下、唯我独尊)を口にした時、もしわしがその場
にいあわせたら、一棒のもとに打ち倒し、死骸を犬に
与え去ったであろうものを。」雲門は、かれ自身の
禅のゆき方で、仏陀の言ったと同じ心(天上天下、
唯我独尊)を繰り返しているのである。」

panse280
posted at 20:07

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