2006年04月24日

道教、老荘、仏教

岡倉天心1863-1913
tenshin okakura

「東洋の理想」(15)

<道教、老荘、仏教>
「一つの宗派としての道教の最終的な組織化は、
六朝初期の陸修静(りくじゅせい)と寇謙之(こうけんし)
の努力によるものであった。
かれらは、民間に流布している俗信の意義とそれに対する
承認とを増大させる考えをもって、老子の哲学と仏教徒の
儀式とを採り入れた。
・・・
哲学的な面においては、仏教は老荘の徒によって双手を
あげて歓迎された。かれらは、その中に、かれら自身の
哲学の前進したものを見出したのであった。
・・・
初期の道教徒たちは、仏陀の像を、かれら自身の神々の
一人の像として歓迎した。」

panse280
posted at 19:57

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字